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ラーメンになります。

 今日も先生はこのコーナーに掲載する店を探して天神橋かいわいを散策しておられます。私もおともに連れ出されました。皆さんおわかりのことと思いますが、先生はわがままな上に根性悪ですので、この中川とて閉口することがございますなあ。

 今日は軽くラーメンでもとおっしゃったので、資金乏しきゆえ、大龍の500円ラーメンにしようかと思っておりましたところ、その正面 に新しく開店した「こだわりの中華そば」という店を発見致し、早速入店したのでございます。
「ラーメンとむすびのセット、これにするか」と注文すると、
「注文入りましたア、Bセットふたつですー。」
「アイヨー!」。
と、やたらと威勢の良い店員です。
ほどなくおむすびが二個載った皿が出てまいりました。

「ハイ、こちらセットのおむすびになります。
 ここから悪夢が始まったのであります。
「なにい!、わしにはこれはむすびに見えるがのう。これはまだむすびではないのか。」
「中川、いつむすびになるのか訊け!。」
「はい…、いや先生、その…」
「なにを口ごもっておるのだ、ええい!店員、これはいつむすびに『なる』のだ?」。
「はあー?、セットのおむすびですが…」
「おおそうか、いつのまにそうなったのだ。まあ良い、食うか。」
 ラーメンも待たずにバクバク食っております。

「ハイ、こちらセットのラーメンになります。
「なにい!、またか。今度は逃さんぞ、いつこれがラーメンになるのか見届けてくれるわ。」
 もう付き合いきれませんので、私は先にいただくことにしました。
「フフフ、中川よ、だからお前は未熟者なのだ。それはまだラーメンではなあい!。そうだな店員!。」
「えっ、いやラーメンですけど…」
「なにい!、おのれ、この海原を愚ろうするか。 さきほどから『おむすびになる』だの『ラーメンになる』だの言うとったではないか。『なる』のだから出したときはそうではなかったのだろうが。なんでも出来立てが一番うまいのだ。その瞬間をわしが見逃したとでも言うのか!」

 いやはや、たいへんなことになりました。早くすすって帰りたいです。店員に無視された先生は食い意地には勝てず、だまって食べ終わられました。
「騒がせてすまんね。お勘定をしておくれ。」
「ハイ、Bセットふたつで1,500円、になりますう。」
「なにい!…」
 おいおい、ふたりともええかげんにせんかい。

※編集部註:先生は根性悪いのではなく、実は本当にアホなのかも知れません。
この間も駐車場で係員が「二階のほうへお願いします。」と言うのでスロープを上がっておりますと。「中川、二階へ上がってしまってはいかんではないか。彼は“二階のほう”と言ったのだ。そのあたりで待っておれ。係の者の言うことには従ったほうが良いぞ。」などとブツクサ言っておられました。

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